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2009~2010年度 札幌東ロータリークラブ社会奉仕委員会

札幌東ロータリークラブ社会奉仕委員会の2009~2010年度活動を紹介します。札幌東ロータリークラブは2008~2009年度に創立50周年を迎え、50周年記念事業として『ヒブワクチン接種促進運動』を実施しました。

1 ヒブワクチンとは?

ヒブワクチンとは、肺炎や髄膜炎、敗血症等の重症細菌感染症を引き起こす、インフルエンザb型菌(ヒブ)感染を予防するために開発されたワクチンです。

2 ヒブワクチン接種促進運動の必要性

日本は、国民皆保険制度により何時でも何処でも誰でも必要な時に必要な医療を受ける体制を整備し、世界でトップクラスの平均寿命を実現しました。しかし次代を担う子供たちの保健、医療が万全かというとそうではありません。
特に様々な感染症から子供の命を守る予防接種体制の整備は、世界に比べ大きく立ち遅れています。特に肺炎球菌やインフルエンザb型(ヒブ)菌による細菌性髄膜炎の予防は、世界110カ国以上が公費で全ての子供にワクチンを接種し髄膜炎を予防する体制を整備しているのに対し、日本では平成20年12月までヒブワクチンの輸入さえ認可されてきませんでした。このため毎年600名近い子供がヒブ髄膜炎に感染し、多くの子供が死亡し、救命できても脳性麻痺や水頭症、てんかん、聴力障害など様々な後遺障害を残し、子供たちの未来を奪ってきました。
日本では、平成20年12月19日からヒブワクチンが販売され病気の予防に使用出来るようになりましたが、ワクチンは希望者が受けるという任意接種制度であるため、高額な接種費用は保護者が全て負担しなければならず、全ての子供がヒブワクチンで病気を予防できるわけではありません。またヒブ髄膜炎をワクチンで予防できることを市民が広く周知しているわけでもありません。

3 ヒブワクチン接種促進活動の目的

ヒブワクチンの必要性と効果を広く市民に周知するための広報活動と、高価なワクチン接種費用を札幌市に助成してもらうための要請活動、全ての子供に公費でヒブワクチンを接種する定期接種化の実現を図る署名活動が必要と考えました。

4 札幌東ロータリークラブ創立50周年記念事業(2008~2009年度事業)

ヒブワクチン接種促進運動の社会的意義が高いことから、札幌東ロータリークラブは、2008~2009年度創立50周年記念事業として「ヒブワクチン接種促進運動」を実施することを決めました。ヒブワクチンの必要性を示したポスターやパンフレットを作成・配布し、専門家による公開市民講演会を開催しヒブワクチンの必要性と有効性を市民に対し情報発信するとともに、札幌市によるワクチン接種費用の助成と国による定期接種化実現のための署名活動を市民に対し実施しました。すなわち;
(1) 広報活動(講演会開催、ポスター・パンフレット作成配布)
① 2008~09年度地区大会でヒブワクチン接種促進事業計画発表(20年10月26日)
② 公開市民講演会開催(21年2月8日 札幌医師会館)
③ 2510地区インターシティミーテイング(IM)開催(21年2月21日:ルネッサンスサッポロホテル)
④ ポスター・パンフレットを各5000枚作成、市内小児科診療所、保健センター、市内保育所、幼稚園に掲示、および配布しました。
(2) 署名活動(接種費用助成)
国際ロータリー第2510地区大会、2510地区IM、札幌東ロータリークラブ会員、会員企業職員、家族に署名を依頼すると共に、21年5月24日札幌三越デパート前で市民に対し札幌市による接種費用助成の署名活動を実施、総数4000筆を21年3月14日50周年記念祝賀会で上田札幌市長へ提出しました。
(3) 募金活動
2510地区大会、IM、札幌東ロータリークラブ例会において募金箱を設置し、ヒブワクチン普及促進のための活動資金を募集しました。

5 札幌東ロータリークラブ2009~2010年度社会奉仕委員会活動

札幌東ロータリークラブは、ヒブワクチン接種促進事業を2008年から2011年度までの3年間の継続事業に決定しました。2009年度以降の事業は社会奉仕委員会が担当し継続することとしました。
2009~2010年度活動は(1)ヒブワクチン接種促進活動の継続と接種費用助成の実現、(2)知的障害者福祉施設「銀山学園」への第8回訪問・交流活動の実施、(3)2009~2010年度2510地区「そらぷちキッズキャンプ」支援の募金活動を実施することとしました。
(1)2008~2009年度のヒブワクチン接種促進活動内容
保護者へのヒブワクチン接種促進活動は、特に子育て中の母親へ必要な情報を直接提供するため、
①母子手帳へのヒブワクチン接種案内のパンフレット挿入
②妊婦健診時にヒブワクチン接種案内パンフレット配布
③新米ママの育児講座で小児科医の講話(年6回 80名/回)においてヒブワクチン接種の重要性の講話、パンフレット配布、ポスター掲示
④ 電子媒体によるヒブワクチン接種促進活動  
札幌市小児科医会、札幌東ロータリークラブのホームページに掲載
費用助成、定期接種化についての市・国への署名活動を計画 
⑤署名・募金活動
ポスター・パンフレットの作成、メデイア活用による広報活動の原資を確保するための事業紹介、募金活動と署名活動(滝川の地区大会で実施)を行いました。
⑥ヒブワクチン接種費用の助成について
札幌市平成22年度予算策定に向け札幌市生島副市長と協議(21年9月24日)
(2) 第8回銀山学園訪問
平成21年10月11日(日)イーストハーモニー・イーストエコー(ハーモニカ)と合同で余市銀山学園訪問を実施しました。
本年度は38名の参加者があり、会員の他に米国からの交換留学生、スウェーデンへのGSE派遣予定者も参加、140名の障害者の方々と歌による交流を行いました。 
(3)2510地区「そらぷちキッズキャンプ支援事業」への募金協力
国際ロータリー第2510地区が提案した「そらぷちキッズキャンプ支援事業」は、小児ガン患者が滝川近郊の自然の中でキャンプすることにより、病気を克服する意欲を高める事業であり、全国の患者がキャンプ施設を利用しています。今後さらに施設の充実を図る必要があり、滝川ロータリークラブが2510地区の各クラブに「そらぷちキッズキャンプ」支援を呼びかけています。東ロータリークラブは社会奉仕委員会の活動の一環として募金活動を実施することとし、21 年10月24日の例会に「そらぷちキッズキャンプ」事務局佐々木次長を迎え事業紹介を実施、会員から募金を募りました。

2013年4月17日